NFT

「すゑひろに」がとりあげるモチーフは、日本の日常に息づく『和』。それは風習や風俗、言葉、技術・工芸、はたまた死生観など伝統や文化に根ざした価値観や生活様式。続く未来へ受け継ぎ更なる調和と発展を。その想いを末広がりの扇に乗せました。

The concept is "Essence of Japanese Living"
~A happy future spreading like a fan~

The motifs taken up by illustrator izumi kyou's project SUEHIRO-NI are inspired by traditional Japanese customs and conventions, language, craftsmanship, artefacts and views of life and death, all of which are rooted in everyday life. The ideas and forms that have been handed down from generation to generation are expressed in the shape of a fan, which represents prosperity, in the hope that they will continue to spread and connect into the future, while remaining in harmony with contemporary values.

『すゑひろに』プロジェクトでは

末広に広がる扇の形に日々の中にある『和』を配しています。扇の形は繁栄や開運の象徴であり吉祥模様です。

それぞれが独立したアートですが同じタイトルの扇を繋げると一枚絵の大きな扇になります。タイトルによっては最大12枚の扇があり繋げると輪になります。

コレクション性あるNFT目指し888枚の扇を制作予定です。

 

Project『SUEHIRO-NI 』

“Japanese style” is depicted in the shape of a fan. Fan shape is a symbol of prosperity and good fortune and a lucky pattern.

Each piece functions as an independent work of art.When connected, fans with the same title merge into a single large fan. Depending on the title, up to 12 fans can be linked, creating a circular composition.

With the aim of producing NFTs of collectible value, the project plans to create a total of 888 fans.


 

 

末広「すえひろ」とは先に向かって広がる形状を指します。
始まりは狭くとも末に行くほど広がる様が物事が次第に広がり栄えていく様子を表しており日本では縁起が良いとされています。漢数字の「八」は末広がりの象徴とされており縁起の良い数字と言われています。扇子は広げた形が末広がりであることから古くから縁起物として用いられてきました。

扇は日本で生まれた手工芸品の1つで木・竹・象牙などを骨とし、かなめで元を止めて紙や薄布を張り、折りたためるようにしたものです。扇子(せんす)、かわほり・五明(ごめい)とも呼びます。うちわと同様煽いで風をおこし涼をとるほかに、扇合(おうぎあわせ)・扇流し・蹴鞠・投扇興(とうせんきょう)・香道の記録などの遊具用、踊り・能・茶道などの芸事用など広範囲に及び、日本人の生活に深く根を下ろしています。現在では紙、白檀、絹で作られているのが一般的ですが布や綿のものも存在します。コンパクトで美しく実用的なためギフトにも最適とされています。

 

About the Artist

イラストレーター和泉匡izumi kyou 1973年茨城県出身/東京都在住
片耳失聴のためか幼少の頃より大勢の中で過ごすより一人で本を読んでいたり絵を描くことを好んでいた。高校を卒業後、新聞配達をしながら2年間東京のデザイン専門学校に通いアナログ手法での作品作りを学ぶ。卒業後出版会社に入社するも4ヶ月で退社。その後はアルバイトを続けながらデジタルイラストを独学で学び2004年ごろより本格的にフリーでデザインとイラストを手がける。“粋”や“雅”など伝統的な要素を大切にしつつ新しい“和”にも挑戦。Photoshop・Illustrator・タブレットとデジタルを使用しての制作ではあるが筆を使って学んだ経験を活かし手描き感のある作品作りを心がけている。